ベトナム人技能実習生が失踪しまくっています

 

先日、ヤフーのニュースで2015年に失踪したベトナム人実習生が3000人以上と報道されていました。果たしてその数は多いのか少ないのか。法務省によると、ベトナム人の失踪率は3.5%程度でした。14%程度のミャンマー、40%以上のネパールと比べるとまだまだマシです。

3.5%という数字を押し支えているのが、我が組合のベトナム人実習生でしょう。何しろブラックな建築会社に入れているものですから、低賃金、人権侵害などが耐えきれず逃げてしまうのです。

我々の監理が甘いのも原因の一つだということはわかっています。
私が担当している企業だけでなく、他のスタッフが監理している企業の実習生も逃げています。

建築業だと移動時間が賃金に反映されない

「現場に8時集合!」

現場は会社から車で二時間です。
朝五時に起きて朝食、出社準備。午前6時に会社着。
8時から現場で仕事を始め、15時頃区切りがいいので、現場作業を終えて17時頃貴社。拘束時間は6時から17時。

しかし、実際の労働時間は、1時間休憩、移動時間を抜くと6時間。時給850円でも日給は5100円です。
特に鳶はひどいですね。
足場を組んでいて、実習生に指示を出すときに、足で実習生の頭を蹴る。鉄拳制裁は日常茶飯事。手を上げるのだけはやめてくれと頼みましたが、

「伝統だ。俺達はみんな打たれてきたんだ」

社長に言っても言うことを聞いてくれませんし、末端の鳶工のモラルも低く話になりません。以前は中国人技能実習生を受け入れていたのですが、実習放棄、失踪が相次ぎ、中国の派遣機関からも、

「もう、建築・農業では実習生を派遣しない」

とまで言われてしまいました。
これ幸いと鳶系の企業2社、その他ブラック建築業者2社と手を切ろうと思ったのですが、「ベトナム使え!」と企業から言われてしまいました。

 

上司に相談しても無駄。ブラック企業との縁が切れない

問題が山積みであり、実習実施機関たる資格、素質を全く備えていない経営者、社員では受け入れは無理であると当組合の上層部に申し上げましたが、

「バカッ!切ってどーすんだっ!収入源よ収入源!」

でもねえ…失踪者や帰国者、解雇者が出るたびに賠償金みたいのをこいつらうちの上層部は払っているらしいのよ…。それを考えると監理費を差し引いてトントン。下手すりゃ赤字です。

やっぱり…こいつらって企業の社長とグルなのかな??
他の組合使えばいいのに、「やっぱり組合って言ったらポッポさんのところじゃなきゃだめ」と愛想笑いで言われたし。彼らの間で黒い糸が張っていそうです。

てなわけで、ベトナム人実習生を入れましたが、やはり失踪してしまいます。
今年だけで何人逃げたよ…20人近く逃げてるぞお…。この組合。