重度なホームシックは一時帰国が必要

外国人技能実習生のメンタルヘルス

ホームシックは誰にでもあることですが、軽いものがほとんどですし、重症化して帰国する事例もありました。
彼女は結婚して2年。ベトナムでは晩婚なのでしょうね。20代後半に結婚して1子をもうけてすぐに日本へ技能実習にやってきました。

新婚さんでお子さんもまだまだ手のかかるお年頃。それでも技能実習に行きたいと言ってきた彼女は何か切羽詰った理由があるのか。採用した企業もそうですが、派遣機関もこういった人を候補者にあげるのをやめてほしいと、事故が起こってから思いましたね。いくら親戚が子供の面倒を見ると言っても、母親無しで幼児期を過ごすのは辛いでしょう。母親にとっても辛いはず。

その女性は面接の評価も良かったのですが、次点の候補者たちも悪くなく無理して彼女を採用する必要がないと思ったので、私は企業担当者に彼女を採用するのをやめるのを進言しましたが却下。

強いホームシックにかかった

配属して3ヶ月も過ぎた頃、彼女はお腹が痛い、頭が痛いと訴え始めました。仕事を教えても上の空になることが多く、生返事、何かを考えているような素振りでした。企業も心配しはじめ、回りの実習生も心配していましたが、彼女は自分の殻に閉じこもりはじめ同期の実習生たちとも会話をすることがなくなってきました。

お腹が痛いとのことなので、内科で受診。
異常はまったくなく整腸剤などを処方されただけでした。

そのうち不眠気味になり、病院に行きたいと言ってきました。
おそらく精神的なものであるため、大病院に連れて行って受診。精神的なストレスとのことだったので、私たちは彼女とじっくりと話をしました。

  • 家族に会いたい
  • 実習をやめたいけれど、やめたら家族に迷惑をかけてしまう

受入企業の方はとてもやさしく、言葉は通じなくても優しい気持ちは通じていたのでしょう。来たばかりの実習生達はみんな担当者のことを好きでしたし、面倒見が良いので感謝していました。彼女を一時帰国させることにし、様子を見ることにしました。

 

10日ほどで日本に戻ってきた

旦那と子供に会い、スッキリした状態で戻ってきました。
帰国させたのは大正解でした。もう彼女は戻ってこないだろうという意見もありましたが、あのまま残っていては精神を病んでしまったでしょうし、現場でどんな事故が起こったかわかりません。

生活指導員の方の判断は素早かったし、それを受け入れた企業も素晴らしかったです。
無理やり働かせる、発破をかけるだけではダメですね。一歩引いて客観的に判断しなければなりません。ホームシックを解消するのは、一度家に帰るのが一番ですからね。若しくは同じ国から来た人たちと一日中遊び倒す。愚痴をこぼし倒すこと。


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