中国人実習生とベトナム人実習生がガチゲンカっ!

中国人とベトナム人の仲が悪いというのは聞いたことがありましたが、領土、領海の件で揉めている国家間だけのことで、国民レベルで嫌い合っているとは知りませんでした。

 

中国人とベトナム人の反目

ベトナム人に聞くと、

「ベトナム人の多くが中国人を嫌っている。日本人に対しては友好的な人が多いけど、中国人だけは本当に嫌だ」

と言っていました。

現在、組合には日本人、中国人、ベトナム人の三種の人種が在籍していてそれなりに折り合いをつけながら共存しています。中国的な仕事の仕方、発想を聞きつつも、日本の常識を伝えながら物事に対処しています。ベトナム人に関してはまだまだ未知なところが多く、先輩の中国人職員からは時折厳しい口調で指導を受けています。

中国人を嫌う理由として、ベトナムに次々と工場を作って周辺の河川や土地を化学物質で汚し、周辺の農村では健康被害が出ており、奇形児、先天的な病気、不妊など様々な問題を起こしています。それに対して、ベトナム人も抗議をし、裁判に持ち込むのですが中国の民間会社も中国政府も真摯に対応せず、僅かな賠償金を払っておしまいだそうです。

草の根レベルで中国人を嫌っているともベトナム人通訳は言っていました。

 

ベトナム人実習生2人が中国人実習生1人を攻撃!

技能実習生たちはといいますと、ある企業さんではベトナム人と中国人の実習生両方を受入れています。中国人実習生は他組合、ベトナム人実習生はうちの組合です。

ベトナム人実習生2名(来日1年ちょっと)と中国人実習生1名(来日後2年10ヶ月経過)が喧嘩をしました。
3人共大怪我はしていませんが、引っかき傷、腕、体に痣ができた程度で、お互いに度付き合ったけれども顔面には入らず、周囲のスタッフに止められて喧嘩はひとまず収まりました。
理由を問いただすと、

  1. 中国人実習生が先輩面して、無理な仕事を押し付けてきた
  2. 中国人実習生が偉そうに命令するのが頭に来た
  3. 私達(ベトナム人)の悪口を言っていたから
  4. ベトナム人の日本語を馬鹿にするから

ここまで理由を聞き出すのが大変でした。最初は他組合の中国人通訳、当組合のベトナム人通訳が処理に当たったのですが、どちらも自分たちの実習生の肩を持つばかりで「平等ではない」ということで、当組合が中国人通訳、他組合がベトナム人通訳を当てて再度聞き込みました。

お互い言い分はあったんですけどね。中国人実習生にしてみれば、仕事を教えてあげたのに、日本語の間違いを指摘しただけなのに・・・と。企業側も今まで頑張ってくれた腕の良い中国人の味方をするし、日本語も上手なので完全に中国人が有利。むしろ被害者という扱いでした。

先に手を出したのはベトナム人でしたしね…。
結果的に、中国人実習生は満期を待たずに3週間ほど早く帰国。ベトナム人二名については退職(帰国)ということになりました。中国人の方も二人相手に応戦して、被害を与えたので喧嘩両成敗という形をとりました。

中国人実習生は会社からの評価も高く、今回の件はベトナム人側に非があるということで扱いは満期帰国扱い。最後のご苦労さんボーナスをもらって早めに帰国しました。

二名の実習生の実習継続は許されず、

「もしここで在留させたのならけじめがつかない。もし帰さなかったら、今後はベトナム人実習生を受け入れるのは辞めにする」

と言われてしまいました。

難しいんですよね。
現場レベルでは中国人実習生が好かれており、ワンマン経営者はトレンドに乗ってベトナムに切り替えましたから…。次の受入れも決まっているし、事を荒立てたくありません。

結局、ベトナム人2名は帰国しました。

ベトナム人VS中国人って時々目にしますよね。
昨年も鉾田市で中国人実習生がベトナム人実習生に殺害されました。新聞沙汰にならない程度の小競り合い程度は、ベトナムと中国を混在させている職場ではしょっちゅう起こっているんでしょうね。
これからは外国人技能実習生はますます増えていくでしょうし、同じ実習場所で多国籍の実習生が働くことも珍しくなくなります。日本の文化、習慣以外にも中国、ベトナムについても教えておいた方が良さそうですね。