36協定違反の企業に入管からのお達しが

悪徳企業シリーズを書き始めた時に書くべきだったのか迷いましたが、結果が出たので報告します。確かに違反そのものは良いことではありません。しかし、この企業が悪徳かと言えばそうではないのです。

コンプライアンスはそれなり。ただ、急に現場スタッフが複数人辞めてしまったために、技能実習生達に残業のしわ寄せが行ってしまった。過去にも長時間労働が問題になった時、法律関係の話をしたらすぐに残業を減らしてくれた良識と言うよりも常識のある企業でした。

ただ、今回は労使協定特別条項の回数を越えての残業。100時間オーバーの残業とダブルパンチでしたので入国管理局に報告いたしました。いつも相手にしているブラック企業でしたら容赦なく対応できます。普段はきちっとした企業なので報告は気が引けました。

  1. 企業に対して巡回時に口頭で注意。
  2. それでも聞かなかったので組合から注意文書を企業へ出した。
  3. 同時に入管へも報告。

入国管理局からは過去1年分の賃金台帳とタイムカードの提出を求められました。すぐに提出。入管からは残業時間を書き込むフォーマットが送られてきました。このフォーマットとともに改善文書を提出。

こんなフォーマットがあるということは、、、常日頃36協定違反をする企業が多いのかなと思い、入管へ聞いてみました。

「ええ。多いっすよ」

…。この人達は常に機械的な対応をされております。この時はより機械的なご返事でありました。

改善文書は企業に書かせようとしても、

「俺書けないんだよ」

と、工場長に断られました。お前がきちんと労務管理できていないからこんな事になったんだろうが!ある意味自分で撒いた種なのだから自分で刈り取れよ。社長もよくこんな工場長泳がせておくなと思いました。別に社長の身内でも無いのに。従業員からも評判が悪く、巡回の折に現場の課長たちと面談すると必ずと言っていいほど彼の悪口を言われます。

そんなこんなで入管から必要な書類を求められ提出した後、数ヶ月が経過。ついに入管からお呼び出しがかかりました。

地方入管、それも東北の某地方まで取りに行って参りました。結果は改善指導で済みました。うちの組合は入管から指導を受けること無く無事に済みました…。企業は改善指導ということで今後どのようにして、協定を守っていくかを文書で提出します。その他、受入れに影響するような事象が起こるのかわかりません。

ふう~。
正直に行動するとは言え、かなり緊張しましたよ。

でも、こんなのはまだまだ序の口。
もっと悪いことをしている悪徳企業がありますし、暴力行為などを労基署などに報告しているので、その反応があるのかビクビクしております。

この業界で普通に仕事をしていくのであれば、時に厳しい対応をしなければなりません。


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