外国人技能実習生同士の喧嘩が勃発しやすい環境とは?

この仕事をしていると嫌なことばかりですね。
仕事なので嫌なことがあるのは当然ですが、外国人技能実習生事業では自分ひとりの力ではどうにもならないことが多すぎます。

ましてや扱っているのが人間ですから、予測できないトラブルが起こることもしばしばです。中でも厄介なのが、実習生同士の喧嘩です。女性でも男性でも喧嘩はします。
喧嘩が起こってしまう原因は彼ら個人個人の性格の不一致や、生活習慣の違い(綺麗好きとか無頓着とか)だけではなく、労働環境や賃金が問題で起こること多いです。

 

賃金が安い

賃金が安い建築業では失踪しやすいことは何度も書いてきました。
賃金が安いと心に余裕がなくなってきます。生活を切り詰めても毎月4万円しか貯められない。他の企業で働いている実習生はもっとためている。家族が借金をしてまで自分を送り出してくれたのに、全然稼げていない。

きちんとした労務管理で最賃+αで残業時間がそこそこある企業さんで働いている実習生たちは滅多なことでは喧嘩しませんし、失踪もしません。まさに金持ち喧嘩せず。

母国では考えられないような叱責を受け、差別され、それでいて給与が低いとあれば、イチかバチかで失踪するのでしょうね。

そういった不満のはけ口がなく、仲間同士の些細な衝突がやがて口論となり、殴り合いの喧嘩へと発展していく。
まともな中国の派遣機関は、建設、農業職種への実習生派遣をやめています。
失踪や人権侵害によるトラブル、更に失踪や中途帰国をネタに派遣機関へ賠償請求する輩企業が多いからです。安定した機械関連で中国人技能実習生は活躍していますし、無理して農業、建築をやる必要もなくなったのでしょう。
新規で実習生を受け入れるにあたり、中国側の派遣機関は、

「毎月手取りで12万円以上もらえますか?もらえないようであれば派遣できません」
ときっちり伝えてきます。

うちだってこの手の企業は受けたくありませんよ…。
うちはポリシーも何もなく受け入れて、トラブル起こしてドサ回りをする…。典型的な駄目組合です。もっとうまく運用すれば良い制度なんですがねえ…。