玉掛とかクレーンとか…ちゃんと資格取らせろよっ!

 

前回書いた鉄筋曲げの企業さんですが、叩けばホコリが出る感じです。
以前こんなことがありました。

うちの組合の書類担当の女の子から、

「あら?この企業さん、実習実施計画書に『クレーン、玉掛の特別教育』って書いてあるけど、ちゃんと取らせているのかな?」
ビンゴっ!ご心配いただいていたとおりでした!
結果的にこの企業、見事にやっていませんでした。
やっていないというか、義務であるのを承知で面倒くさいしカネがかかるから、取らせていないんです。私も気づくのが遅すぎました。いや、正確には気づいていたのですが、チェックが甘すぎました。クレーンが必要であることはわかっていましたし、「クレーンの資格は取らせて下さい」と伝えていました。
「クレーンは5t未満、玉掛けは1t未満だからよ。うちの特別教育で間に合うから大丈夫だ」
と、社長から言われ、鵜呑みにしていました…。
これは嘘。

クレーンは5t未満でしたが、玉掛は5t未満でした。
玉掛の5t未満は外部での講習が必要なのです。玉掛の修了カードをもらえます。
取引を始めたばかりで糞企業だとわからずに信じていましたよ。教育なんて仕事初日で終わるからよ!なんて言われてね。特別教育とはなんぞやをきちんと調べていなかった私にも原因があったのです。
やって来た労基署。
労基署が臨検にやって来ました。

「いやいや、この近辺の建設会社を回っているんですよw別に狙い撃ちなんかじゃないです」

と、言っていても実はきちんと狙いを定めているのが本当です。予め誰かから通報があったと考えてもよろしいでしょう。社内の人間か、社外のライバル会社が漏らしたのか。

現場での安全衛生数点、極めつけはクレーン・玉掛の特別教育の未実施。
実施はしていました。しかし、書面で記録を残していなかったのと、決められた教科書を使用していなかったんですね。クレーンと玉掛の使い方を教えるのにうちからベトナム人通訳を派遣していましたし。

が、玉掛5t未満を使用しているのに講習を受けさせていないことを指摘され、是正勧告をガッツリとうけました。

うちも入管に対する報告書類。速攻で報告です。事ここに至った経緯を長々と書き、「うちも知らなかったんだ…!現場を確認しなかったのも悪いけど、知らなかったんだあ~!」という内容です。
処分結果:

鉄筋企業…実習生の在留カードが1年ごとから6ヶ月ごとに短縮。「改善指導の対象」となりました。

当組合:注意喚起を受けました。
まず、改善指導の対象についてですが、現在申請中の入国書類が保留になり、なかなか新規入国させられません。また、在留期間更新許可、資格変更許可についても時間がかかることもあり、半年へと短縮させられます。
同じような案件で再び同様の処分を受けた場合、少なくとも3年間の受入れ停止になります。

注意喚起は文書か口頭どちらかです。
不正行為としてはごく軽微で再発防止に関する書類を提出すれば、特に尾を引くことはありませんが…当然のことながら、同様のことで注意喚起を受けた場合、「改善指導の対象」の対象となります。
怖いですよ。
安定的に実習生を受け入れるのであれば、馬鹿な嘘はつかず、法律どおりに取るべき資格は取っていくべきです。

労基の是正勧告(実習生が含まれていた場合)があったらすぐに入管へ報告することです。
この企業、入国書類がペンディングされ、実習生の在留期間が短縮されたらうちのせいにしてきやがりましたね。監理費をまけろとかなんとか…。こちらも返す刀で色々と言ってやりましたが…気が弱いので、すぐに押され気味に^^;
不正行為!ダメっ!絶対!