給与とボーナス、お見舞金をもらって失踪だあ~!

ドカチン系の企業の実習生の面倒を見ています。
この企業さんも例によって最低賃金で実習生を雇用、現場までの移動時間も賃金に含まないというブラック系の待遇でしたが、社員の方は実習生に対してあたりはきつくありませんでしたし、社長も人情的でした。時々食材を提供してくれました(食材とか提供するのなら、賃金上げてやればいいのに…)。
この企業で働いているベトナム人実習生達、過去に4人ほど逃げたことはありましたが、社長も安かろう悪かろうで覚悟して入れているので、逃げられてもすぐに補充すれば良いという考えでした。

この点も問題だと思います。
いくら企業が法律通り(最賃以上、建築に関しては移動時間を労働時間に含めなくても良いとは言え)に受け入れていても、逃げるの前提で実習生を受け入れ続けるのは受け入れ側としてモラルに欠けていると感じます。

失踪の原因が直接企業にない場合はペナルティに課されないとはいえ…。

 

一時帰国を申し出る…罠!

巡回時、実習生の一人が申し出てきました。
兄弟がなくなったから一時帰国したいと…。派遣機関に確認するようお願いしたところ、事実らしいです。会社の許可をもらい、一時帰国の段取りを整えました。

お金がないとのことでしたので、組合が航空券を建て替え。
企業さんはボーナスと見舞金、この月はまだ数日勤務日が残っていたものの、働いたことにして1ヶ月分の給与をまるまる与えていました。

実習生も少し涙していましたね。

帰国日は派遣機関の人間に、彼を空港まで送りに行ってもらいました。
今考えると私が行くべきだったのでしょうが、先約があり派遣機関の人間に頼んだのでした。
別の企業で巡回をしていると、派遣機関の駐在から電話が…。なんとなく嫌な気分がしました。この仕事を長くやっていると、同じ携帯の着信音でも「なにかあるな!?」と不安がよぎることが時たまあります。しかも、この不安がまたよく当たるんですな。

「実習生のNさん、逃げたよ。ごめん。私がトイレ行っている時にどっか行っちゃいました」

ちっ…!

計画的だったか…。
一時帰国は方便。派遣機関に彼の家族と連絡を取るよう指示。

「家族も失踪したことは知らない。ショック受けている」

との報告。

さらに、

「私が思うんですが、彼の弟いるのか、いても死んでいるのかわからない」
だからあ…そういうところをきちんと調べてほしいのですよ!裏取って欲しいんですよっ!頼りないよなあ…。どうしてこの派遣機関使ってんだろ。うちの上司との繋がりなんだろうなあ…。

嫌になります。

ベトナム人通訳が失踪(笑

 

賠償問題に発展

企業はブチギレ。
給与と見舞金を賠償しろと言ってきました。
賠償したくないですよ。

「騙される方が悪い」

なんて口が裂けても言えません。

派遣機関とお金を出し合いましたけど…

「これに懲りてベトナム人実習生の受け入れやめる」

との一言は言ってくれなかった。
ひと思いに…すっぱり辞めてくれよー!

もういや・・・。

ベトナム語の闇サイトがあるようですね。失踪を手引してくれる組織が色々段取りを整えてくれるそうです。怖い話じゃ…